自然と街をつなぐ阿蘇の旅

Exclusive Glamping in Aso kuju national park supported by AIGLE

「まちと自然をつなぎ、よりそう」フランス発のライフスタイルブランド、AIGLE。
 2021年9月からは、国立公園オフィシャルパートナーとして環境省とパートナーシップを締結し、その保全と利用促進、魅力発信を行う。
その取り組みの一環として、阿蘇くじゅう国立公園内グランピング施設「グランピングリゾートASO」特別プランへのサポートを開始。

ここでしか体験できないグランピングを、ここだけの景色で。

今回はその魅力を、自身AIGLEを愛用する夫婦ユニット「旅する鈴木」が旅をし、伝える。

Original Movie

夫婦で世界一周を続ける旅する鈴木がAIGLEと共に阿蘇へ旅に出た。阿蘇の山に見守られる大自然の中、誰でも気軽に自然を楽しむことができる場所があるという。

○旅する鈴木とは
 映像作家のオット・鈴木陵生(スズキリョウセイ)と、ヨガインストラクターのヨメ・鈴木聡子(スズキサトコ)の夫婦によるユニット名。結婚2年目の2011年に世界一周の旅に出て、いまだに続いている。海外に行くことができない現在、千葉で未開の地を開墾中。

グランピングを体験しに行く

最近グランピングが人気らしい。グランピングとは「グラマラス」と「キャンプ」を合わせた造語。初心者でも手軽に贅沢にキャンプを楽しむ新しいアウトライフスタイルだ。私達も旅中はよくキャンプをしていたが、砂漠の真ん中で野宿をしたり雨でずぶ濡れになったりするアウトドアだった。旅ならそれで構わないが、千葉の開墾している山をもっと快適な場所にしたかった。
誰かが都会からきても快適に過ごせ、大自然を満喫できる空間を作るのはどうすれば良いのか。そのヒントになるかと思い初めての豪華キャンプを体験しに阿蘇へ向かう。


○阿蘇の自然に囲まれたグランピングリゾートASO

 南阿蘇村は熊本県の北東部に位置し、九州の真ん中にある。緑のじゅうたんを敷き詰めたような広大な草原に、こんこんと湧き出る清水、そして世界最大級を誇るカルデラ台地。壮大なスケールの大自然に囲まれた世界的にも自然・地域資源の豊かさが高く評価されている所だ。

熊本空港から車で30分。阿蘇くじゅう国立公園内、「グランピングリゾートASO」の可愛い看板が見える。
緑豊かな森に佇み、目の前には阿蘇の広大な景色が広がる。現在テントは3つしかないので、その敷地がほぼ貸切状態になる。

 早速テントを覗くと、フカフカのベッドとソファー。トイレ、シャワー、エアコンやストーブ、アメニティも豊富に揃っている。
 これがホテルなら普通かもしれないが、野外にあるテント内なのだ。キャンプといえば不便なもののはずだが、ここには便利と豪華さしか感じられない。
 テント前にはデッキがあり阿蘇山を優雅に眺めながら焚き火を楽しむことができる。

 そこへウェルカムシャンパンを丸々一本持ってきてくれた。
開放感あふれるアウトドアの中シャンパンで乾杯する。別世界のように優雅すぎてこれがキャンプなのが信じられない。


○特別体験プラン

 今回私たちは「スペシャルプラン・オールインクルーシブ」というAIGLEがサポートしているプランに申し込んだ。
 火・水曜日限定で宿泊料金と滞在中の食事やドリンクの他アクティビティが2つ付いているので、お金を持ち歩かないでも心ゆくまで旅を楽しむことができる。
(追加も可能なので今回は3つ足して合計5つのアクティビティを体験している) 
 

 そして、特別体験プランだとこんなカワイイお土産がもらえる。AIGLEの防水トートバックや虫除けアロマキャンドルなど胸キュングッズが盛りだくさん。 

<Spot Information>
グランピングリゾート阿蘇 / glamping resort ASO

オンラインサイトはこちら

ADDRESS : 熊本県阿蘇郡南阿蘇村久石4411−9 ホテルグリーンピア南阿蘇敷地内
TEL : 080-8367-6866

○夢のような景色の中で乗馬とティータイム

 まずは阿蘇の大自然と動物の触れ合いができる「夢☆大地グリーンバレー」へ向かった。
 ここでは絶景の中乗馬とティータイムを体験できる。標高850mの山の上にあり、どこまでも続く阿蘇山と九重連山を一望できる広大な場所。
 馬はひき馬ではなく自分で操作するのでかなり自由な乗馬だ。私とオットは8年前アフリカのレソトで乗馬をしたきりなので大丈夫かなとハラハラだったが、ここの馬たちは優しく賢い子達ばかりなのでスムーズに乗りこなすことができた。ダンナが撮影の為後ろ向きで馬に乗っていたがきれいに歩いてくれていた。

 ススキが太陽に照らされゴールドに輝いており、風が吹くとサアッとなびく。周りを見渡すと山に囲まれた雄大な景色が見え、そこをゆらゆら馬と共に歩く。

一番景色のいい場所にテーブルとお茶が用意されていた。私達は優雅にティータイムを楽しみ、その間馬は周りに放し飼いにしておく。乗っている時も感じたが、ここの馬は穏やかだ。オーナーに聞くとセラピーホースを目指して育てているらしい。人の心に寄り添う優しい馬を育てたいという考えのもと、厩舎には入れていない。外で放し飼いにし、草を食べたい時に食べられる自然に近い生活にさせることでおおらかで、人に優しくなるとのこと。なんてステキな考えだろう。

実際乗馬が終わる頃には心スッキリして、皆妙に笑顔になっている。最後別れる時に、バイバイ!と言ったらゆっくり近づいて鼻をすりすりしてくれた。
可愛すぎる。阿蘇の大自然を感じながら動物とたわむれる最高の時間を過ごすことができた。


<Spot Information>
夢☆大地グリーンバレー

オンラインサイトはこちら

ADDRESS : 熊本県阿蘇市湯浦1674−18
TEL : 090-1773-3366

○自分の為だけのアロマで極上の癒し時間

 宿に帰ってきたら、次はアロマトリートメントを体験することにした。テント前のデッキにベットを置き、自然を感じながら受けることができる。寒い時は部屋の中でもできるそうだ。アロマテラピーとは芳香療法で、ヨーロッパで昔から行われている自然療法のひとつ。セラピストの先生が30分以上かけて今の私の体調、心の状態をヒアリングし、何十種類かの精油の中から香りを私の嗅覚を頼りに一緒に探してくれる。

 人によって、またその時の体調によって選ぶ香りが違うので、先生はこの仕事をしてから今まで同じ香りのオイルを作ったことがないそうなので驚いた。この時私はペパーミントを中心とした香りが身体にスッと入った。ペパーミントは消化を助ける作用や、集中力を高める作用があり、人とのコミュニケーションを円滑にしたい時や、スピードを上げて何かしたい時に選びやすい香りだそうだ。

 オイルを作ったあとは全身トリートメント。一緒に作成したアロマオイルを使ってゆっくりとしたスピードと優しい圧でトリートメント。手の感触が心地よく体も心もとろけそうになる。皮脳同根という言葉があり発生学的にみると、脳と皮膚は同じルーツから分化するので、皮膚を触ることは脳を触っていることと同じになりリラックスできるそうだ。また、優しく触れられることでオキシトシン(幸せホルモン)が分泌され深い癒しがおきるとのこと。自然を感じながら体を癒される優雅な時間を余すことなく味わおうと思いながらも、心地よさにいつの間にか眠っていた。

○コンセプトは王様の遊び

身の心もとろけた後は待ちに待った夕飯。アウトドアなので食事は外で作るのだが、それをここの方々が全部用意してくれる。私たちはただ座って料理ができるのを待っていればいいだけなのだ。なんて贅沢。

なぜこんなにサービスをしてくれるのか聞いた所、「本来グランピングはこういうもの。昔王様が「宮殿」を引っ越しする際建物が完成するまでのテントで仮住まいをしていた。けれど王様がテント生活するとしても、そこは限りなく宮殿の空間と快適さが求められた。何不自由ないテント生活でなんもせんで遊ぶ。それが本来のグランピングなのでそれをここで味わってほしい。イメージとして僕たちは付き人でお客さんは王様。なんもしないで王様はただ自然を感じてもらえたらいい。」とのことだ。

何もしないでも自然を楽しむことができる。その思いがこのグランピング施設の中に詰まっているのを感じる。都会と自然の境目がほぼないこの施設ならどんな人でも楽しむことができると思った。

○地産地消の豪華夕ご飯

料理の素材はできるだけ地物を使っている。寒暖差が阿蘇はあるので野菜が甘くて美味しい。季節や時期によって手に入るものが違うのでその都度メニューが変わるらしい。フルコースがどんどん運ばれてくる。

前菜から始まり、目の前のカマドで焼いた魚、パン、南阿蘇名物の赤牛の分厚いステーキは赤肉なのに口に入れるとふわっと溶けてなくなる。最後のデザートまでどれもこれも思わず目を細める美味しさだ。皆できゃあきゃあ言いながら料理を平らげていく。終わる頃にはお腹いっぱいで動くこともできないが、王様の遊びとしてはそれでいいんだろう。

 ふと上を向くと満点の星空が見えていた。人里離れているので街の明かりが無い真っ暗。こぼれ落ちそうなほど星が瞬いている。
 今日一日馬と戯れ、アロマセラピーで癒され、地元とれたての料理を食べる。心身ともに満ち溢れているのを感じながら眠りについた

○1日のパワーが出る朝ヨガと朝食

靄がまだ残っている朝7時、部屋の前でヨガが始まる。目の前には朝日に照らされた阿蘇山が佇む。先生の優しい声を聞きながら大きく深呼吸をすると心地よい。ちょっと冷たい空気の中暖かい太陽の光が肌に当たり始めると、ぼんやりしていた体が目覚めていく。ヨガが終わる頃には心と体がリフレッシュされ,今日1日のパワーをチャージした気持ちになった。

 朝食をデッキに用意してくれ、阿蘇山を眺めながら優雅に食事。心からのんびり過ごすことができる。
 お腹はいっぱいなのだが胃の調子も腸の調子も良いし、何よりもお腹が逆にへこんでいる(個人差があります)。その話をオットに言うと、僕も今朝から体がスッキリしているんだとのこと。
体にいいことをし、いい物を摂取したことで今まで体に溜まっていたものが解毒されたのかもしれない。

○サイクリングで水源探索

王様の気分を味わえた宿を後にし、最後のアクティビティであるハーブのお店に向かう。車でもいけるが、もっと阿蘇を楽しめるようにサイクリングでいくことにした。のどかな田園風景の中、風を浴びながら進むと更に自然を感じられる。

電動自転車なのでどこもスイスイだ。道の途中に南阿蘇の水源があちこちにあるので寄ってみることができる。驚くほど水が透明できれい。南阿蘇の大自然が育む森林土壌のフィルターで自然濾過された水が、毎分60トンも地底から噴き上げられている。飲んでみるとトロンと甘くスルンと喉を通る。阿蘇の食べ物が美味しいのはこの水が関係しているのではないかと思う。


<Spot Information>
南阿蘇観光案内所 – アクティビティセンター南阿蘇 −

オンラインサイトはこちら

ADDRESS : 熊本県阿蘇郡南阿蘇村久石2807 道の駅 あそ望の郷くぎの内
TEL : 0967-67-2222

○AIGLEの長靴にハーブを植え付ける

道の脇に絵本に出てきそうなカワイイ建物があると思ったら、そこが目指す焼き菓子とハーブのお店「Chamitsulle BAKES & HERBS」だった。緑豊かな南阿蘇の風景に白壁と木目がよく映える。ご夫婦で店を営まれており、元々お豆腐屋さんだった廃屋を自分たちでリフォームしたとのこと。焼き菓子は奥様担当で、ハーブをご主人が担当されている。

さて、エーグルの規格外品の長靴をプラントポットとして使ったハーブ植え付けの始まり。配合した土からスコップやら全てを用意してくれているので子供でも簡単にできるようになっている。エーグルの長靴とハーブの苗を選び、土を入れ、名札を立てたら出来上がり。仲間と共にワイワイいいながらやるのが楽しい。可愛い長靴ポットに入ったハーブは持ち帰ることができるのでまたもや素敵なお土産が増えた。

この長靴は元々規格外品のもの。アップサイクルといい、捨てるはずだったものを違う用途にして第二の人生を送ってもらうエーグルの活動の一つ。確かにものは悪くなっていないのでまだまだ使える。長靴として役目を終えたあとは植木鉢として使えるなんて、ステキなアイデアだ。

その後は木陰でお菓子とハーブティーでまったりする。ハーブの魅力は可能性があるところとご主人が言う。料理、おやつ、化粧品、色々なものに入れることができ、乾燥させれば何年も持つ。昔から暮らしの中で使われていたものを今の人たちにも簡単に楽しんでもらいたく、新しいハーブの使い道を日々考えているとのこと。ハーブが大好きという気持ちが伝わってくる。話を聞きながら、たまにふわっとハーブの香りがするとそれだけで心が落ち着いてくる。 

<Spot Information>

Chamitsulle BAKES & HERBS

instagramをCHECK

ADDRESS : 熊本県阿蘇郡南阿蘇村中松4026-1
TEL : 070-8510-4804
【こちらのアクティビティは木曜日の午前中のみの開催となります。】

○街で暮らすように自然を楽しむ

 たった2日間なのに自然を楽しみ、心身ともに満たされながら山に帰る。誰でも気軽に山を楽しんでもらう参考のために来たのだが、十分すぎるほどの情報と体験だった。その体験を生かし、山をどう開墾していけばいいかオットと2人でワイワイ計画している。

 今回訪れたところに共通することは、誰でも気軽に自然を楽しむことができるところ。自然は常に私たちの隣にあるもの。自然が苦手、大変そうと考えている人でも無理せず、自分のできる範囲で自然を楽しめばいいんだとわかった。「まちと自然をつなぎ、寄りそう」というエーグルの提案するライフスタイルをここ阿蘇で感じることができた。ストレスフルな現代にこそ、街で暮らすように自然を楽しむ。そんな自然との共存がこれからの私たちには必要なのかもしれない。

<Profile>

旅する鈴木

映像作家・鈴木陵生とヨガインストラクター・鈴木聡子夫婦によるユニット。
 2011年より夫婦で世界一周を始める。旅の様子を日々発信する映像サイト「旅する鈴木」が、平成26度文化庁メディア芸術祭推薦作品に。
 DVD&Blu-ray「旅する鈴木/World timelapse(KADOKAWA)」、書籍「Ta Bird Books(いろは出版)」など。2018年よりBS朝日「旅する鈴木 夫婦で世界一周」が不定期放送中。

公式サイトはこちら

Text image

『阿蘇くじゅう国立公園』の詳細を確認するには下記のバナーをクリック!

国立公園オフィシャルパートナー

今回の旅で着用したアイテム