馬場馬術選手として活躍する髙田茉莉亜選手とラバーブーツが人気のAIGLEとの連載企画です。
馬たちが寒さから身を守るため、モコモコに伸ばした毛を「冬毛(ふゆげ)」と私たちは呼んでいます。
暖かくなってくると、その冬毛が抜け、馬たちの春支度がはじまります。
冬毛が抜ける時期は、ブラッシングもひと苦労。枕が出来るのではないか?というぐらい毛が抜けることも(笑)。
さて、今回はブラッシングも含め、馬のグルーミングをテーマに書いていきたいと思います。
グルーミングは、愛馬との大事なコミュニケーション方法の一種です。
馬の声を聞きながら、マッサージ感覚でブラッシングを行い、毎度同じ要領でブラッシングを行うことで、愛馬の体調の変化にも気付いてあげることが出来ます。
私がブラッシングに使う道具は基本的には、6つです。
①鉄っぴを使って、蹄を綺麗にする
②たてがみをとかし、カウボーイマジックを馴染ませた尻尾を、尻尾ブラシでとかす
③小さな円を描くようにマッサージしながらゴムブラシをかけ、フケを浮かす
④根ブラシで毛並みを整え、羊毛ミトンで仕上げる
※競技前は蹄を綺麗に見せるために、重馬場で乗る前は水ハケのために蹄油を塗ると◎
先ほどのグルーミングの後、寒い日はすぐにフリース馬着やエクササイズラグをかけて、馬体が冷えないようにします。
肢周りの馬装をしたら、鞍周りの馬装をして、頭絡(ハミ)をかけて、いざ出陣!
寒い日の競技後や、トレーニング後に汗をかいている場合は、馬体が冷えないよう、すぐにフリース馬着やクーラー馬着をかけてあげます。夏場は、体温が上がっているので、股や心臓の部分を中心に水冷してあげると◎
人馬ともに水分補給を済ませたら、お湯で濡らしてよく絞ったスポンジやタオルで、汗をかいた頭絡周りや鞍下をよく拭きます。夏場は、すみやかに丸洗い(シャワー)をしてあげましょう。
馬体が乾くまでの間は肢や蹄のお手入れ。重馬場で乗って汚れている時は、出来れば水で(蹄のために)よく洗いましょう。あまり汚れていない時は、さっとブラシをするか、濡らしてよく絞ったスポンジなどで馬場の砂を落としましょう。
蹄も含め、すべてが完全に乾いたら毛並みを整え、蹄油を塗ってお手入れ完了!
(005 ゴジ・Mサイズ着用)
髙田さん「コーディネートの主役になること間違いなしのクルーネックジャガードセーター。絶妙な色味と、シルエットが素敵です。
肉厚な生地感と、着心地も良く、これからこの子を主役にしてコーディネートを考えるのがワクワクします♪」