国内外18の地域で森づくりを展開し、地域との協働で森林保全を行うmore trees
そんな「more treesの森」のひとつがある宮崎県 諸塚村は、
持続可能な森づくりや伝統的な人びとの暮らしが世界的に注目されている。
「自然とともに暮らす」こと「都市と森をつなぐ」こととはなにか。
山に囲まれた小さな村の営みから、自然と人との理想的な関係や、
森づくりの本質、そして未来の道標が見えてくる。

世界的に評価される、
九州山地の小さな村

 宮崎県北部に位置する諸塚村は、周囲を1000メートル級の山に囲まれた、まさに秘境の村。人口1800人あまりの小さな村に、いま注目が集まっている。その理由は、森の恵みを循環させ、持続可能な森づくりを実践するライフスタイルにある。村の人びとは、森を大切に守り育てながら、昔ながらの「あたりまえの暮らし」を続けてきた。

 その結果、適切な森林管理が行われていることを世界水準で認証するFSC®森林認証(FSC®C012945)を日本で初めて自治体ぐるみで受け、さらに世界農業遺産にも認定された。この地域にもともとあった伝統的な農林業、景観や文化が次世代へ残すべきものとして評価されたのだ。「あたりまえの暮らし」とは、どんな暮らしなのか、のぞいてみよう。

「森と共存」できている証し、
モザイク模様の森林

 諸塚村の山林は、遠景だとまるでパッチワーク模様のように見える。「モザイク林相」と呼ばれるこの模様は、スギ、ヒノキなどの針葉樹とクヌギやナラなどの広葉樹の森がバランスよく混在している証し。そして、森と人が理想的に支え合って暮らしてきた証しだ。

 諸塚村の森林は、もともとは照葉樹林であるが、その森林を活用するのに針葉樹7:落葉広葉樹3の割合で植樹している。いま日本全国が、針葉樹の単層林からの転換を目指す「多様性のある森づくり」のバランスを長年保っている。なぜ諸塚村でこのバランスをキープできたかというと、森を過剰に拡大することなく「家族単位」の小さなコミュニティで森林を管理し続けているから。そして、木材を売った資金の一部でまた植樹することで森林保全に宛て、持続可能な森づくりを実践してきたからである。

 「森は人に恵みをもたらしてくれる。人は森を手入れし守る」という先人たちの教えが実現した、誇らしいパッチワークの景観。春は新緑が芽吹き、秋は紅葉し、季節ごとのグラデーションが本当に美しい。

森のめぐみを最大限に活かした
世界農業遺産の村

 面積の95%を山林が占める諸塚村は、農作地に適した平らな土地はごくわずか。さらに、労力や資源も限られており、農作物を大量生産するのは難しい。

 だが、村の人たちはそんな厳しい土地条件を、むしろ強みに変えてきた。たとえば、林業と並行して、伝統的なしいたけ栽培、傾斜地でも栽培可能なお茶、集約化した高冷地野菜、稲作、畜産など、工夫を凝らした少数多品目を、家族単位で生産していることが多い。手間はかかるが、それぞれの規模が小さく管理しやすいというメリットもあり、結果的に高品質の作物を安定的に生産できている。

 特にしいたけは、全国でも有数の産地として知られ、肉厚で香りが高く美味しい。しかも、世界で初めてFSC®森林認証を受けた原木を使った「食べるFSC®森林認証(FSC®C012945)」というのが、ブランディングにも一役買っている。

 村の人びとの食卓は、地元で取れた生産者の顔のみえる食材たちが彩る。地元産の野菜や米、しいたけ。さらに猪、川魚、山菜、はちみつなど、自分たちで採った旬のものを、シンプルに料理して自分たちで食べる。食の安心、安全が叫ばれるなか、それはとても贅沢な営みに他ならない。

隈研吾氏デザインの

「つみき」

が作られる場所

 そんな諸塚村で作られているもののひとつが、建築家の隈研吾氏がデザインを手がけたmore treesのつみき。シンプルな三角形で、積み方次第でさまざまなオブジェを作りだすことができる、こどもも大人も楽しめるデザインだ。

 このつみきは、諸塚村産のスギの無垢材を用い、地元の木工所「もっくわーく那須」で職人の手によってひとつひとつ手作業で作られている。日本の伝統的な組木の技術を使った繊細な作業が求められるため、機械では製造できない。職人たちは我が子をいつくしむように、丁寧に組み立てていく。

 材料から加工まで、すべてが地元産。大量生産では得られない、どこで誰が作ったものかみえるプロダクトは唯一無二であり、つみきの木のぬくもりを通して、諸塚村の息吹を感じることができる。

先人たちから伝承された暮らしが
「都市と森をつなぐ」

 多様化が進み、衣食住すべてに素材の安心が求められる現代社会においては、顔のみえる安心を提供することはとても先進的なこと。「効率が悪くても、良いものを届けたい」と、手塩にかけて育てた木材や農産物は、高品質で安心安全であることから価値のあるものになった。

 さらに、現代のニーズに合わせた発信を重ね、積極的に都市とつながりながら、持続可能な森づくりを実践している諸塚村。これこそが次世代の理想的な自然との共存だと実感させられる。

 more treesは、諸塚村をはじめとする全国各地域と協働して森林保全を行うとともに、木材を使ったプロダクトを通して地域社会の発展にも貢献している。AIGLEは、そんなmore treesの理念に共感し、チャリティコレクションというかたちで活動支援をしている。more treesの活動を支援することは、都市と森との良い循環が生まれるきっかけとなり、豊かな森を育むことにつながる。

 今回、AIGLEからリリースされるTシャツとトートバッグは、オーガニック素材を使った環境に優しいプロダクト。売上の8%more treesに寄付され、森林保全に役立てられる。プロダクトを通じて環境保全に貢献できることを知り、環境に配慮した商品を選ぶ愉しみを感じてほしい。このチャリティコレクションには、そんな願いが込められている。

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