パリから列車で2時間ほど、フランスのほぼ中央にあたるロワール地方。今から160年ほど前、実業家ヒラム・ ハッチンソンがこの地方のモンタルジにラバー工場を設立しました。地元の優れた職人たちを集めて工場で生産されたのは、ファーマーや田舎で暮らす人々の日常生活に役立つ、防水性と耐久性に優れた天然ゴム素材のブーツ。
上質の天然ゴムだけが持つ、柔らかく返りの良い履心地や機能性は、長時間履き続けても疲れないブーツとして信頼を集め、絶大な支持を得ていきました。AIGLEの1世紀半に及ぶ歴史はここからスタートしたのです。
創設後、160年後の今でも、世界的に最も有名なレインブーツは、フランスにおける伝統的な製法でハンドメイドされています。
フランス・アングランドにあるAIGLEのラバーブーツ工場では、技術を習得した熟練の職人たちがマシンを駆使してラバーブーツを制作しています。
私たちが今直面している気候変動問題は無視することができません。ファッション業界は世界中でも、最も環境に影響を与えている業界の一つです。私たちは今こそ一歩を踏み出すときです。
足跡以外の痕跡を残さずに、人生を謳歌するために。
AIGLEは、環境配慮への責任を果たすファッションを提案し、「使命を果たす会社」になるため、企業定款に以下の目標を記しました。 使命を果たすための5つの目標は以下の通りです。
SCOPE3に基づく私たちのカーボンフットプリントのうち78%が原材料の調達によるものであるという事実が、課題解決への糸口となり、アクションへとつながりました。
2022年には、アイテムの50%以上を環境への配慮を生産背景に持つ商品とします。リサイクルやオーガニック、動物に優しい素材を用い、そして正しい労働条件下にて生産された、より永くご愛用いただける商品を提案します。
2021年4月からは、役目を終えたAIGLEの衣類とラバーブーツを店頭で回収し、リユース・リサイクルを行う取り組みを開始、循環型環境経済社会に向け、一歩踏み出します。(※ブティク店舗のみ実施。百貨店、アウトレットではおこなっておりません。)
2020年10月、Études(エチュード)の創業者であるAurélien Arbet (オレリアン・アルベ)、Jérémie Égry (ジェレミー・エグリ)、José Lamali (ジョゼ・ラマリ)の3人がAIGLEのアーティスティック・ディレクターに就任しました。
Étudesは2012年にパリで創設されたクリエイターチームです。ファッションブランドでありながら、アートとフォトグラフィーを専門とする出版社として、またクリエイティブエージェンシーとしても活動を行っています。
彼らとともに、AIGLEブランドはスタイルを進化させ、ますます良質で魅力的な商品を提案していきます。