SEUNGMIN : デザイナー
KOREA,Seoul

旅に情熱を注ぐ韓国人デザイナーのスンミン・ジョン。
アパレルブランドやカフェのオーナー、クリエイティブエージェンシーの立ち上げなど、
クリエイションを愛する彼の探求心はとどまるところを知りません。

美しい物事に対する彼の向き合い方は、エーグルの物語と呼応します。

MEET -INTERVIEW-

TRVRというブランドとコーヒーショップ、そしてクリエイティブエージェンシーのオーナーをされていますね。多岐にわたる活動の源泉は?

自分のブランド「TRVR」は、英語の「Traveler」を省略してつけた名前です。ブランド名にするくらい、旅が好きだったんです。 旅行だけでなく、サイクリング、コーヒー、そしてファッションも大好きです。子どもの頃から、創作することにも、興味がありました。少しクレイジーに見えるかもしれませんが、いろいろなことに興味あるんですよね。

コーヒーショップがあるのは、ソウルの梨泰院(イテウォン)の小高い丘の上だそうですが、なぜこの場所を選んだのですか?

ショールームとカフェは、梨泰院の住宅街の中にあります。選んだ理由はただひとつ、ここにいるのが好きだからです。もっと都心だったら多くの人が歩いているし、ぼくのブランドをより多くの人に知ってもらうことができます。でも、梨泰院では地元の人たちと接することができ、まったく違う人たちに出会えるのがいいんです。

韓国の文化からインスピレーションを受けることはありますか?

韓国は小さな国なので、韓国のどこで育ったとしても、ひとつの文化のもとで成長します。いままで世界中を旅して、たくさんの文化からも影響を受けました。韓国をはじめ、さまざまな文化が混ざり合って、ぼくの個性の一部になっていると思います。

自然や旅からは、どのようなインスピレーションを受けますか?

韓国は四季のリズムに合わせて生活を送るので、季節ごとに異なる自然の魅力が楽しめます。たとえば、夏は青々としていて、秋は色とりどりの紅葉が山を美しく彩ります。季節によってさまざまな感情が沸き上がるんです。変化する自然が、ぼくのインスピレーションになっています。

都会と田舎、どちらに魅力を感じますか?

とても難しい質問ですね。都会派か田舎派かと聞かれたら……、半々です。多くの人がぼくのことを田舎派だと思っていますが、都会の生活も大好きです。

時を超えて愛されるような職人技ともいえる作品をつくるのが好きだそうですが、それはなぜですか?

自分の手で何かをすることは好きですが、「職人技」という言葉自体はぼくの目標ではありません。ぼくが本当に興味を持っているのは、背景にあるストーリーです。作品も大事ですが、誰が、どのように、なぜつくったのか、というような背後にあるストーリーが好きなんです。

手を動かすことの醍醐味は?

「手」は、神様からの最高の贈り物のひとつだと思います。自分の手で何かをつくると、心から満足感を感じられるんです。

作品を通して伝えたいことはどのようなことですか?

世の中には、美しいもの、素晴らしいものがたくさんあります。ぼくの作品を通して、多くの人に「美しさ」を感じてもらえたらと思っています。

デザイナーとしての自分は、どのような人物ですか?

保守的なデザイナーと言えるかもしれません。時間をかけて最高の仕事をすること以上に大切なことはないと思っています。

AIGLEからどんなことを感じますか?

ぼくがいいなと感じたのは、AIGLEを着ることで、その人らしさを伝えることができるという点です。 AIGLEは、都会にも自然にも適応できるユニークなブランドですし、着る人の個性を表してくれるブランドだと思います。AIGLEを着ると、好奇心に身を任せて旅をしたくなるのですが、それと同時に心の安らぎも感じます。AIGLEには、ぼくたち一人ひとりに探検家の心を与えてくれる力があるように思いますね。

AIGLE BY ETUDESの感想を教えてください。

このコレクションを見たとき、とても洗練されたスタイリッシュな雰囲気を感じました。素材や色が、着ている人にスッとなじむのがいいですね。

AIGLEを象徴するものをつくるとしたら、どのようなものにしますか?

世の中には、自宅でも自然の中でも、どこにいても休むきっかけになるような椅子をつくりたいですね。

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